【Interview】海外を駆け巡るサバイバルLIFE STYLE Takuji Kasahara Interview

 

2013年から【IGI】ライダーとして世界中を旅するBMXライダー【笠原拓二/Takuji Kasahara】のインタビュー。
海外を自由に旅する独自のライフスタイルに迫りました!

P:PORTAL STREET
T:Takuji Kasahara
I:Masashi Itani

▽海外での活動について

P:海外での活動が多いと聞いていますが年間どれくらいの期間海外で活動されているのですか?

K:2017年は8ヶ月くらい海外でしたね。その前は3年間くらい日本には帰って来なかったです。世界中の国々を転々としてました。

P:海外での活動はチームで活動されるんですか?

K:チームのときもあれば、ひとりのときもあります。基本はひとりのときが多いです。

P:ひとりのときは、どのような目的で海外に行くんですか?

K:色々な国の大会に参加したり、SHOWをしたりというのがメインです。また、色々な国で現地の方と知り合って、今後に繋げられるようなコネ作りなども行っています。ひとりで海外に行くときは、完全にサバイバルですね(笑)。

P:海外での住居はどのようにしてるのですか?

K:現地の友人の家に泊まることが多いですね。しっかり練習したいときなどは、良いライディングスポットの近くのホテルに泊まったり、アパートを借りることもありますね。
2012年くらいに「‘家’という概念を捨てよう」と思い、アパートを引き払って、家具などは友人にあげたりして、荷物はバッグに入るだけにしました。そして旅に出たという感じですね。
今考えると、それが自分的に良かったですね。

I:Real City Spin であったときに、拓二さんは「自分の財産はバックパックしかない」と言ってましたもんね(笑)。

K:そんなこと言ってたね(笑)。いらない服とかは捨てていたし、靴も基本1足でしたね。

P:笠原さんの海外での活動は、IGIライダーとしての活動なんですか?

K:個人の活動ですね!(笑)俺のこういった性格をDUBは気に入ってくれているんだと思います。

P:聞き辛いのですが、海外にいる間の資金はどうしているのですか?

K:SHOWで稼ぐか、SHOWがないときは道端で‘ゲリラSHOW’をしています。また、IGIからパーツやアパレルなどを送ってもらって、現地で売ったりしています。
でも、本当に資金がなくなるときもあります。身動きが取れない程困窮する瞬間もありますが、意外となんとかなっていますね。ちょうどSHOWの依頼があったりとか。
例えば、南米では‘ゲリラSHOW’をよくやるんですけど、交差点で赤信号の間にSHOWをして、停車している車の窓をノックしてお金をもらったりすることもあります!
チリなんかは、‘ゲリラSHOW’は文化として根付いているので、やりやすいですね。車に引かれないか怖いですけど(笑)
あと、‘ゲリラSHOW’を見てくれた人から「ウチでSHOWしてくれよ!」なんて仕事が舞い込むこともありますよ。

P:STREETを地で行ってますね!勇気がいる人生ですね。

I:拓二さんと海外で会ったときに、自分とスタイルが違いすぎて、僕はすごくリスペクトしていますね。

K:結構おもしろいですよ。スリルがあって(笑)一回振り切っちゃえばできます!(笑) 将来の不安を断ち切ったから。
若いころからワーキングホリデーなどで海外にはよく行ってて、一回就職したんですけど、30歳くらいのときに「これでいいのかな」悶々とした時期をきっかけに、‘やりたいことをやる’ライフスタイルになりましたね。

I:振り切り方も色々ありますよね。拓二さんみたいな振り切り方もあれば、僕は「サラリーマンとしてのトップを目指す」という腹の括り方をしています。
拓二さんのすごいところは、コンテストのリザルトじゃない部分に対するライダーの評価が、もの凄く高いところですね。世界中に友人が多いですし。

K:あと、フラットランドがもの凄く好きで、世界中のシーンに深く入りたいと考えています。どのライダーや関係者より深く入って、直で見たいという思いを持っていますね。

P:・・・(衝撃で言葉を失う)


▽IGIについて

I:‘イギバンドワゴン’の映像とかおもしろかったですよね。IGIとか拓二さんのスタイルを象徴してる印象でしたね。

K:今後も色々計画中です。詳細は秘密ですけど(笑)。IGIの良いところは、メンバーのやりたい方向が一致して、みんな同じ方向を向いているところですね。

P:IGIの所有者は【DUB(Jean William Prévost)】になるんですか?

K:お金をすべて出したのはDUBです。なので、DUBがオーナーですね。【Far East Cycles】とは別物のブランドなんです。

P:IGIペグのフォルムはIGIが最初に開発したんですか?

K:あの形はIGIが最初だとは思うんですけど、昔日本人が作っていたペグに先端が丸いペグがありましたね。
アイディアとしてはあったと思うんですけど、DUBのライディングスタイルとマッチするペグとして開発されました。

P:ペダルの形状はどういう目的で開発されたんですか?

K:ペダルはバリアルがし易いように開発されています。‘フラット用のペダル’というのがあまりないでの、フラットのブランドがペダルを出すという目的もあります。
ペグにしてもペダルにしても、バリアルのことを考えて作られていますね。

P:IGIの目標はなんですか?

K:フラットランドがあまり盛んじゃない国や地域に、フラットランドを届けたいという想いがあります。また、フラットランドが盛んじゃない地域でひとりで乗っているライダーのモチベーションをあげたりしたいですね。

P:貴重なお話ありがとうございました。引き続き、IGI、そして笠原拓二さんの動向に注目していきます!

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▽Colmun
ベールに包まれたライフスタイルに迫りました。この業界では、BMXで生計を立てているライダーは数人しかおらず、また、そこへ挑戦するには、かなり勇気が必要です。
今後も、仕事をしながらBMXを続けるスタイルが主流になるでしょう。よく「BMXは金にならない」なんて言葉を耳にしますが、スポーツで生計を立てているのは、野球、サッカー、ゴルフなど、いわゆる「プロ」が存在するジャンルのみです。BMXに限った話ではないのです。
今回のインタビューで、年を取れば取る程、「やりたいことだけやる」には、相応の覚悟が必要だと感じました。
さらに、周りにどれだけ慕われているか、というのも重要だと思います。自身の行動力と、そこに共感を得られるだけの覚悟がなければ、どれだけスキルを上げても、生計を立てることはできないでしょう。
今後、笠原さんのような、行動力と覚悟を持ったライダーが登場することを期待したいですね!

▽撮影協力
笠原拓二/Takuji Kasahara
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井谷雅/Masashi Itani
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